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壊れた御守り

第2章 出会いと異変

なんだあいつ…。



走り方、おかしくね?



や、走り方っつうか…



『呼吸…?』



『慶太?どうした?試合始まって…』






『麻美!!』








-女子と仲良いなら-


そう言った俺。



-浅野、女子らにいじめられてるって-


そう返したのは健太。



麻美がいじめられてるって?


嘘だろ?


そんなんあるわけねぇだろ。



なのに…。





『……っつ…』




俺がその場に着くと、麻美は体をふらつかせて倒れ込んだ。



『おぃ、おぃ!!浅野?しっかりしろ!!』






『慶…ちゃん……』




いつの間にか周りに人だかりが出来ていて、


俺は先生と一緒に救急車に乗った。


病院に移動する間、苦しそうな麻美の顔を見るにみれなかった。



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