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壊れた御守り

第4章 心配

「小南くん、浅野さんと仲良いの?」



麻美がトイレに行ってる間、


女子らが話しかけてきた。



俺は女子らをちらっと見て、ケータイをいじりながら口を開いた。



「べつに。普通だよ。何で?」



素っ気なさすぎたか?



しばらく黙っていた彼女たちの中で、



一番中心にいた化粧の派手な女子がこたえた。



「浅野さんって、どんな子?」



「そんなん、あいつと喋ってみればわかるんじゃね?」



あーあ。意地の悪い応答。



「や…つまり…」



「あれ?慶ちゃんが囲まれてる」



俺が慌てて弁解しようとした時、



ちょうど麻美が戻ってきた。



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