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官能的大恋愛

第18章 嫉妬してギュッとして

深夜0時を過ぎても、今夜は『おやすみ』のメールすらしてくれない。

私、もしかしてもしかすると、捨てられた?

見下り判を押されちゃったのかな?

別に浮気でも何でもないのに?

たかが、お客に口説かれただけで?

ふざけんなーーーっ!!!

私は段々ムカツキはじめて、枕をバシバシ殴った。

「おめぇはどうなんだぁ!?『かなえ』って誰だよボケ!!他の女連れてラーメンすすってんじゃねぇよボケ!!」

勝手に怒り爆発。

スマホを確認しつつも、投げ付けた。

ドカッ!…

「ナガタッチのアホ!バカ!」

…でも…やっぱり泣いちゃう…。

ブーッ、ブーッ、ブーッ…

突然スマホのバイブの音がして、慌てて取った。

「ゲッ!…壊れてないよね?…」

ヒョエッ!!!

びっくりしたぁ。

ナガタッチからの着信に、私は指が震えた。

「もしもし?」

生唾を飲み込む。

「今から会えないかな?っていうか、ごめん。今さぁ、トシコッチの家の前に居るんだ」

私は2階の窓から外を見ると、確かに居た。

「うん…今行く…」

こうやって、素直に言えばラクな事は充分理解出来てるのに。

ごめんって、謝るのは私なんだよ?…ナガタッチ。

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