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官能的大恋愛

第19章 素直にI'm sorryキスをしたくて

まったりと二人で、ベッドへと横たわる。

ナガタッチの広い胸に、私は頬を寄せながら細々と小さな声で伝えた。

「ナガタッチ…ごめんね」

「どうしたの、急に」

「ナガタッチが嫉妬しちゃう前に、実は私の方が先に嫉妬してたの。勝手に不安になっちゃって、ナガタッチの愛情の深さを知りたくなって、試すような事ばかりしてたんだぁ」

「試してたの?全然気が付かなかったよ」

ナガタッチは、あっさり笑って答えた。

「中華料理屋でね、他の女の人とも食事に行っただなんて聞いて、私はナガタッチに愛されてるっていう、自信を砕かれた感じがして、凄くショックだったの…」

「やっぱりその日か。絶対様子がおかしいって思ってたもん。自信持っていてくれていいよ。何よりも一番。誰よりも特別。俺が愛してるのは、トシコッチただ一人だよ」

ナガタッチ…好きぃ!!!

私はギュッと、しがみついた。

「信じていい?」

上目遣いで聞くと、

「いいよ…けどね、トシコッチには一言だけモノ申すよ?…愛されてる事も、愛すべき相手にも、素直に気持ちは告げる事。大丈夫、心配はいらない、俺はいつでもトシコッチの味方だからね?」

「…うん」

そんな優しい言葉に、涙がポロリと落ちた。

「だけど強がりなトシコッチは、素直になる
一歩が、なかなか踏み出せないんだよね?」

そうなの!そうなの!

プライドがガチガチに固まってるから、砕けないの!

右向け左!になっちゃうの。

疑っちゃうの、試しちゃうの、不安になっちゃうの。

嘘つかれたくないから、騙されたくないから、丸め込まれたくないから。

そういうの、凄く屈辱だから~!!

私はそこまで追求して、物事を考えてしまう癖が昔から出来ていた。



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