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官能的大恋愛

第21章 意地悪テクニシャン

「あぁ、キモチ良かった…本気でキモチ良かった…」

ナガタッチってば、一人でかなり余韻に浸ってる。

私はというと、何だかすっごく顎が痛くて、しかもアソコに入れて貰えなかった事に、かなり不満。

なんで、口でイッちゃう訳?!

ムカツク!!

私は腹が立って、洗面所に行って、念入りにうがいを何度もした。

すぐに着替えて、布団の中に潜って寝る。

電気を消して、ナガタッチは私の背後から抱き締めて眠ろうとするから、

「離れて寝てよ」

って、不貞腐れて冷たく言うと、

「えっ?…」

「たまには離れて寝たい」

すると、やっと私の異変に気が付いた。

「あれ、怒ってるの?」

「あっち行って」

ナガタッチは布団を捲って、私の顔を覗く。

「トシコッチ、怒んないでよ。どうしたの?」

ナガタッチはそれでも私に、まとわりつく。

まとわりついたって、今さら無駄だよ。

もう、とっくに下の方は、乾いちゃったもん。

興奮してたのが、バカみたい。

離れてって言ってるのに、ナガタッチはしっかり私を抱き締めてる。

「そんな膨れっ面して文句も言ってくれないの?」

「ナガタッチのバカ…」

私はナガタッチの優しい問い掛けに、バカと言ってやる。

「…うん、俺バカだから、どうしてそう思ったのか教えてよ…」

そうやって、バカって言ってもナガタッチは怒らずに、問い掛けてくれる。

「…気分悪い…口でなんて最後にイカれて…」

私は小さな声で、投げやりに言ってやる。

「…ごめん。トシコッチの口に入れて、トシコッチの口の中の唾液に、かなりキモチ良くなっちゃって…トシコッチの表情も凄く可愛かったもんだから、ついイッちゃった…本当にごめん…」

ナガタッチはやっぱり素直で、男らしく謝る。

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