テキストサイズ

官能的大恋愛

第1章 幸せを感じる時

って、強く思いながらも。

こんな100円ショップでパートに日々明け暮れている人生。

やりたい事がないから、ここで働いてる訳じゃないの。

やりたい事に向けての下準備で、こんな所で働いてるの。

恋愛してた時は、恋愛小説ばかり携帯サイトに投稿してたけど。

彼氏と別れてから、家族と仕事しか自分になくなっちゃって。

独り身になって、もう2年くらい。

友達みんな独身だから、別に何とも思わないけど。

そんな時に、お店にくる話が合う業者のお兄さんと小説の話をしていた時に、

「官能小説書いてみたら?あれって想像力って言うでしょ。実体感した事のない人の方が上手に書けるみたいだよ」って。

確かに彼氏も居ないし何だかモヤモヤと、こんな人生は私らしくないと思っていたから。

そしてそれを期に、閃いちゃったんだよね。

実はね、これ話すとみんなのドン引きされるんだけどさ。

早速、私はエッチなDVDをネット注文で取り寄せたり、周りの男の目もおかまいなしに、18禁ののれんをくぐって借りまくった。

変にいやらしい意味はなくて、人と人の交わる瞬間のキスとか、戸惑いを消し去るくらいの甘く優しい言葉とか、柔らかいものに触れる瞬間のしなやかな手つきだとかに、男の綺麗な美学を感じたの。

そら、中には強引なのもあるけどさ。

何度も見まくっては、違う意味でかなり興味が湧いた。

そして今現在、エッチなDVDを参照しながら妄想を膨らまして、官能小説をいくつか携帯サイトに投稿しまくっている状態。

これがまたスラスラと文書が浮かぶもんだから、本気で私の目指す方向なんじゃないのかって、思い込んじゃった訳よ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ