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官能的大恋愛

第11章 鬼Sナガタッチ!

遊園地で夕方までガッツリ遊んで、ほぼ体力を使い果たして、帰りの車の中で眠ってしまった。

夕食は、オシャレなステーキハウスで牛肉をガッツリ食べる。

「小説、進んでる?」

「…あんまり」

「結構俺、ちゃんとチェックしてるからね」

「有り難う」

あなたと過ごす時間が、もう胸いっぱいで、実は想像力が少しだけ欠け始めてる。

「…永津さんって、翼ちゃんの事、最初から好きなんだよね?」

ナガタッチは小説の内容を話始める。

「そうだよ」

「だったら、そろそろ永津さん、本気にさせたら?」

「えっ?」

「男なんて身体だけで割り切れる程、強い心は持ってないよ」

あっ…、今いいこと言った…。

私は嫌いなニンジングラッセを、然り気なくナガタッチの皿に乗せた。

「きっかけ与えてあげたら?…って、本当は読んでる俺がもどかしくってさぁ。何とかならない?」

ナガタッチはパクッとニンジングラッセを食べる。

「ナガタッチなら、どんなきっかけが欲しい?」

「えっ?俺?…俺かぁ…」

だって永津 翔のモデルは、あなただから。

「一気に火が付くなら、嫉妬かな…」

嫉妬…。

「嫉妬は、お互いの気持ちをストレートに確認出来るし、二人の距離も更に一気に縮まるからねぇ…」

確かに…。

「今、色々閃いちゃったかも!」

私は思わず席を立つ。

「そりゃ、よかった」

と、ニンマリ笑顔を私に向けてくれた。

「ナガタッチ好き!」

「俺も大好き!」

私は、いい案を出してくれたナガタッチに条件反射で言ってしまった。


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