永久の国のアリス
第2章 狂った世界と狂った住人と。
鷲は警戒が解けたのか、羽を折り込みリラックスしているようにも見える。
最後に僕はクチバシと羽毛の間をわしゃりわしゃりと掻くように撫でる。
「うおっ!」
「あははっ、なついてるぅー」
グリフォンが僕の腹に力強く頭を擦り付けてくる様はまるで猫のようだ。
この世界の全ての生き物が言葉をはなせるわけではないようで、これこそ化け物のようだが動物のようで安心感を覚える。
Missアリス曰く国を悪いやつらから守ってくれる強い生き物らしい。
気高き森の主と言ったところだろうか、やっぱり僕も男なのでちょっと羨望だ。
そして僕はグリフォンに乗り世界を見て絶望したんだ。
* * *
「もう少しで白薔薇のお茶会だよ!」
「...ああ」
「Mr.アリス、何だか元気かないわね」
「...ああ」
「さっきっから、ああしか言わない!!わたし拗ねちゃうよ!?」
「...ああ」
「Mr.アリス!!」
「...何?」
「叩いたからね」
「...ごめん」
Missアリスに頬をパチンッと挟まれた僕は少しばかり覚醒をする。
痛いはずなのに痛くはない、ただ音が耳元で鳴ったから気がついた。
考えたくなかったことが頭を過る、痛感覚がないとゆうことは何かしら身体に異常をきたしている。
もう何も考えたくなどない、このまま消えてしまいたい。
嗚呼、誰か。いっそうのこと僕を殺してはくれないだろうか。
だって此処が白い空間にある唯一の島だなんて、見て知ってしまえば絶望しかないだろう?
最後に僕はクチバシと羽毛の間をわしゃりわしゃりと掻くように撫でる。
「うおっ!」
「あははっ、なついてるぅー」
グリフォンが僕の腹に力強く頭を擦り付けてくる様はまるで猫のようだ。
この世界の全ての生き物が言葉をはなせるわけではないようで、これこそ化け物のようだが動物のようで安心感を覚える。
Missアリス曰く国を悪いやつらから守ってくれる強い生き物らしい。
気高き森の主と言ったところだろうか、やっぱり僕も男なのでちょっと羨望だ。
そして僕はグリフォンに乗り世界を見て絶望したんだ。
* * *
「もう少しで白薔薇のお茶会だよ!」
「...ああ」
「Mr.アリス、何だか元気かないわね」
「...ああ」
「さっきっから、ああしか言わない!!わたし拗ねちゃうよ!?」
「...ああ」
「Mr.アリス!!」
「...何?」
「叩いたからね」
「...ごめん」
Missアリスに頬をパチンッと挟まれた僕は少しばかり覚醒をする。
痛いはずなのに痛くはない、ただ音が耳元で鳴ったから気がついた。
考えたくなかったことが頭を過る、痛感覚がないとゆうことは何かしら身体に異常をきたしている。
もう何も考えたくなどない、このまま消えてしまいたい。
嗚呼、誰か。いっそうのこと僕を殺してはくれないだろうか。
だって此処が白い空間にある唯一の島だなんて、見て知ってしまえば絶望しかないだろう?