永久の国のアリス
第1章 おいでませ永久の国!
「はぁ?アリス?!僕はアリスガワだっておい!離せよ!!」
「ハートの女王は絶対なの!お願いアリス、女王の言うことはなるべく叶えてあげてちょうだいっ」
「西園寺!やめろ離せ!!うあああ!」
西園寺が凄い力で僕を引っ張るから、車を避けれないじゃないか。
ああ、僕はこれで死ぬのかもしれないだって目の前に...。
と りゃ せ う ん
う ん と りゃ せ
こ は こ ほ み じゃ
こ ど の そ ち
* * *
気がつくと僕は真っ白な空間にいて、ただそこを漂っていた。
ここはどこで何の為の空間、または場所なのだろうか。
考えることができない、考えれば考えるほど気が抜けてしまう。
僕は有栖川政宗でつい先程まで誰かと話していた気がする、誰だったかな。
「急がなきゃ急がなきゃ!公爵婦人はすーぐに女王に告げ口をする!首が飛ぶったら首が飛ぶ!」
白い空間に漂う懐中電灯は上下に弾み、その上には2つの赤い球体も上下に浮かんでいる。
何かがそこに居るのだろうか?
「ハートの女王は絶対なの!お願いアリス、女王の言うことはなるべく叶えてあげてちょうだいっ」
「西園寺!やめろ離せ!!うあああ!」
西園寺が凄い力で僕を引っ張るから、車を避けれないじゃないか。
ああ、僕はこれで死ぬのかもしれないだって目の前に...。
と りゃ せ う ん
う ん と りゃ せ
こ は こ ほ み じゃ
こ ど の そ ち
* * *
気がつくと僕は真っ白な空間にいて、ただそこを漂っていた。
ここはどこで何の為の空間、または場所なのだろうか。
考えることができない、考えれば考えるほど気が抜けてしまう。
僕は有栖川政宗でつい先程まで誰かと話していた気がする、誰だったかな。
「急がなきゃ急がなきゃ!公爵婦人はすーぐに女王に告げ口をする!首が飛ぶったら首が飛ぶ!」
白い空間に漂う懐中電灯は上下に弾み、その上には2つの赤い球体も上下に浮かんでいる。
何かがそこに居るのだろうか?