アダルト撮影会
第1章 最低な誕生日プレゼント
「田村柚子ちゃん。ゆずちゃんでいいかな? マネージャーの川端です。よろしくね」
「はい…、よろしくお願いします」
私、田村柚子。
単刀直入に言うと、親に売られました。
今は、モデルの仕事に就かせてもらうことに。…ちょっとアダルトな方の、だけど。
「契約期間は売り上げ次第だから頑張って。
ちょっと汚れるけど、まあ高くつく仕事だからさ。
ゆずちゃん今日で18歳なんだよね?
じゃあ全然大丈夫だよね、こういう仕事」
「…平気です。顔を映さないなら、」
「ああ、そこは大丈夫。こっちもプロだから、顔は絶対に映さないよ。まあ…感謝祭とかまでいかない限りね」
「……はい」