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貧乳ヒメと書かない作家

第15章 比較と乖離2

「それではお嬢様、ベッドに横になっていただけますか」

如月は言うとおりにベッドに寝転がる。

「お嬢様はお疲れ様のようですから、わたくしが癒やして差し上げます」
渡来野はそういうと感情のない表情で、如月の鎖骨のラインを手のひらでグリグリとほぐし始めた。

如月はただ目を瞑っていた。

「先生は書き者ですからだいぶこりがきてらっしゃる」

鎖骨の辺りからだんだん下がって胸の方へ下りる。
「それにここまで大きなおっぱいですから。肩への負担も…」

「とらちゃん…そこもマッサージしてくれる?」

渡来野が手を止めた。

「はて…お嬢様。そことはどこでございますか」
「胸…おっぱいを…」

今まで無表情だった渡来野がニヤリと笑った。

「どのように、でございますか」


「そうね。
荒々しく激しく
…攻撃的に」


「承知しました。お嬢様では少々お待ち下さい」

今日のセックスの注文が揃った、そう確信した渡来野は準備に向かう。


責め強めの執事。


とらちゃんはある部屋の前にくると
ポケットから鍵を出し、錠が開く音がするのを聞いてからドアを開けた



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