貧乳ヒメと書かない作家
第19章 ホントの気持ち
「そういえばどこ向かってるの?」
千春が聞いた。
「おれんホテルだよ、ほい、ついたよ」
近っ!5分も経ってないじゃない!
河川敷はホテルの裏手にあったらしく、あっというまに着いた。
千春は桐生がなぜあの場所を選んだのかわかった気がした…。
「もういいよ、下ろして。ありがとうね」
千春はお礼を行ったが桐生はおぶさったままロビーに入った。
「ちょっとっ恥ずかしいよぉ、おろして!」
千春はとんとん肩を叩いた。
「いてっ!それ本気だろ!」
桐生は残念そうに千春を下ろした。
「誘拐されちゃかなわないもん!」
「でも今日は泊まってけよ。
時間遅いし、終電間に合わないぞ」
え。
え~~!?