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貧乳ヒメと書かない作家

第19章 ホントの気持ち

「千春…お前まさか

胸、偽物だったのか?」


桐生はせっかく仲直りしたので怒らせまいと、お尻をつねって笑いをこらえていた。


きっと河原で転んだ時に、元々ぷかぷかしてたパッドが吹っ飛んだんだ。

暗がりで全然きがつかなかったわ…。


「見られちゃったらしょうがないね」


千春は観念したように言った。


「先生の期待を裏切っちゃうと思ってさ」


「えっ…」

千春はない胸を軽くさすった。

「あたしのこんなじゃ、小説も読者が満足するようなのがかけないだろうし。

如月先生の方がいいに決まってるし」


「それは!違うから!」
桐生は慌てて否定した。「あいつ俺を騙してたんだよ」

「そうだったね。

でも、どうせならやっぱり、綺麗でスタイルよくておっきい胸の人がいいでしょ?だから…」


「違う!そうじゃない!
俺は…最初はヤケんなってたけど、

だから、さっきも、言っただろ…」


「なんて?」


「だから、その…」

桐生が言いよどんでいると、千春が追い討ちをかくるように言った。

「言ってくれないと…


返事


できないよ…」



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