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貧乳ヒメと書かない作家

第28章 自分だって

「うっさみっ」

夜もふけ、弱い暖房に慣れた体が一瞬小さく震えた。


こんだけ待てば、うっかり鉢合わせなんてこともないだろーな。


つーか今何時なんだコレ。


絨毯敷きの廊下をペタペタと歩いて如月と渡来野の部屋を横切った。



ちょうどその時だった。



――イクぅううぅぅ!


松田はギョッとして立ち止まった。



どう聞いても如月の声。



……うっ
なんか複雑!


さつさと戻ろう!






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