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「それじゃこまっちゃうわ」

「なぁ千春」

「ん？」

「お前も一回小説書いてみたらどうだ？」

「なんでぇ？」

「きっと書いてみたら書く側の気持ちわかるだろ？」

「あぁ、確かにね」

「そしたら俺が見てやるよ」

「えー？！」

「そしたらきっと、姉が妹になるどころか、父親が犬になってるかもな？」

「まさか！ひどーい！でももし書くなら…三人称を被らないようにして書こうかな。それなら間違いがないでしょ」

「お、書く気になったのか！こんどは俺が文句付ける番だな！」

「いーえ！
書くけど、先生にはみせません！」

「なんだよー」