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貧乳ヒメと書かない作家

第6章 対談

「じゃちょっと確認しますね」


千春は封筒から原稿用紙を出す。


意外にも女性的な小さな手書き文字が小さなマスにのっていた。


「千春、結構冷静だな」

「んー?」

千春は原稿に目を通しながら軽い返事をした。


「あんなことしたあとなのに…」

「…っ!先生が急にあんな風にするから…」

千春は原稿で顔を隠した。考えないようにしてたのにっ!

「まぁ…ね。
でも強引に逃げるとかできたんじゃねーの」


「…」


桐生は隠れて見えないはずの千春の表情を読み取るような視線を向けた。

「もしかしてさぁ…







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