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貧乳ヒメと書かない作家

第7章 言えないキモチ

こんにちは!

僕は松田裕哉(30)、
今の編集部に配属されて8年になります。

まだまだ先輩方にはおよばないけど、そこそこ手慣れた社員として働いています。

僕の担当の先生、桐生彰浩先生というのですが、この方に新人が僕の補佐という名目で今日から研修につきます。

8年目にして最初の教え子…とでもいいましょうか。

後輩とは、やっぱり可愛いものですね。


誤解しないで下さいねっ。後輩として、ですからね。
厳しいながらも理解のある教育ができたらなぁと思っています。


さて、いま僕は桐生先生の缶詰めしているホテルへ向かっています。

この時間なら、新人の風戸千春さんも着いているはずですね。

…風戸さんだけなぜか先生に先に呼び出されていました。


きちんとした挨拶でもするような先生ではありませんし。


ぁ、ここですね。



僕はノックもせず扉を開けます。

執筆の邪魔にならないためにいつもそうしているんです。




「はぁっ…いゃっ…」





…?




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