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貧乳ヒメと書かない作家

第8章 30分前のこと



桐生が差し出した紙を受け取るや否や、千春の後ろに回り、しっかりとホールドされてしまった。


「せんせぇっ?!」


「俺さ、男だから女の子がどんな風に感じんのかまだよくわかんない…」

桐生は耳許で囁くように言う。とっさのことで千春はドキドキしてしまう。


「千春…」

耳に微かに息がかかりぞわぞわした感覚が走る。

「千春、ちょっとだけ…教えて…」



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