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｢じゃあ行ってくるね｣

二人に見送られ家を出る。
勉強は苦手だけど
今のあたしにとって一番安心できる場所だった。


｢花音遅かったね？｣


｢のんびりしすぎちゃったっ｣


｢花音マイペース過ぎ！｣

｢へへっ｣


学校には大好きな友達もいる。

あたしの親友
千夏(ﾁﾅﾂ)


千夏には、新しいパパが出来たけど好きになれないって事だけを伝えていた。