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禁断のゲーム

第1章 目覚めたとき

「おっはよー!!」

教室のドアを開けると
利香は大きな声であいさつをする

「おお」
「おはよう利香」
「おはよう」

なんて、数々のあいさつが返って
くる

私は、自分の席に着く
そして集まってきた友だちに利香は言う

「私彼氏と別れちゃったんだ。」

「えっそうなの??」
「まじか~」

驚いている様子で
返答が返ってきた
ココまでは、予想通りだ

「だから、新しい彼氏欲しーな!」

わざと、大きな声で聞こえるようにそう言う

「利香ならすぐできるっしょ!」
「そうだよ~。今の言葉聞いて告白してくる奴、絶対いるって」

「そうかな~?」

もちろんそのつもりだ
いや、そうでなければ困るのだ

「早くできるといいな!!」

「そうだね!」

そう言った時、
授業が始まるチャイムが鳴った

まるで、私の
ゲームが始まったみたいだ

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