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素直になろうよ

第13章 すぐそこにあったもの

もうダメだ。

諦めることもできない。

視線をそらすこともできない。

後から後からこぼれてくるこの気持ちが、胸いっぱいになって、また涙がこぼれた。



好きだよ。
加瀬宮。
お前が好きだ。

全てと引き換えでもいい。

お前がいたらもう他に何も望まない。



あまりにもお前への気持ちが大きくなり過ぎて、俺はどうしていいのか分からないよ。

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