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素直になろうよ

第3章 期待と勘違いと諦めと未練-恋なんてそんなもの

告白、ちゃんとしてたら、さっきと同じ答えくれたのかな?


オッケーって。


笑って・・・


俺を勇気付ける方便じゃなくて、本気でオッケーって言ってくれてたのかな。





滝のように流れる涙のせいで、目の前の内海がぼやけてはっきり見えない。

周りの景色がゆっくりと回転しだして、聞こえてくる音にも盛大なエコーがかかってるみたいだ。



もし、ちゃんと、好きだと伝えたら。


あんた、それでも笑っていられた?



オッケーとか、俺に言えた?



あんたは。


残酷だ。


俺の気持ちは、そんな軽くなんかねーよ。




軽くなんか。


ねえよ。



ばーか。

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