テキストサイズ

素直になろうよ

第4章 やっぱり君が好き

「俺んち」


内海がでっかいため息を吐きながら、座り直して胡座をかいた。






「え?課長の?」


再び部屋のなかをぐるりと見回す。



「え?」



何がどうなって自分がここにいるのかさっぱり思い出せない。



「なんで?」



素っ頓狂な声で内海に視線を向けると、ぷっと吹き出した可愛い顔を見つけてしまった。


「飲みすぎてつぶれたお前を収容したんだけど、あんまり苦しそうだったから、ちょっとやばいかと思っちまった」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ