無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

いや、男なんだけどさ、なんつうか、かわいいって表現がきっとぴったりなんだ。


内海の顔から視線が外せなくなった。



「限界超えてなんぼですよ」


「あほう！お前を引きずってここまでくるのがどれだけ大変だったか」


「あ〜それは本当すんません。課長、そんな細っこい身体で、大変だったでしょう？」



相変わらず、頭の回転が治まらないまま、こめかみを押さえて少し笑った。


「細っこいとか言うな、あほ」




おどけて課長は俺のおでこにチョップをかましてきた。


こんなじゃれるような会話が嬉しい。
あんたの笑顔、やっぱり好きだ。