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素直になろうよ

第4章 やっぱり君が好き

「お前は細いようで案外筋肉ついてんのな。重いったらねぇ」



課長が笑う。



それを見て、俺も笑う。



「着痩せする質なんです」



「なんか、飲むか?」


もう少しだけ、近くでじゃれていたかったが、内海はすっと立ち上がった。


「水かビールっきゃねぇけど」
と言って、俺の頭をポンポンと撫でるように叩いた。

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