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素直になろうよ

第5章 俺の恋の欠片

内海課長はどこに行っても人気がある。

食堂のおばちゃんもコッソリ内海課長のトレーにはおまけと称しておかずを多く乗せたりしているし。

違う課の社員にもよく飲みに誘われてる。

告白なんかそれこそもう、両手を合わせても足りないくらいだ。




人懐っこい笑顔と、会話に選ぶ言葉達と、何よりあの整いすぎた綺麗な顔。




誰もが好きになる。






俺だって。




そんなかの一人。



俺には「特別」な人だけど


俺は「特別」にはなれない。

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