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妄想しながら素直になろうよ

第3章 ホチキスで妄想

目の前には山と積まれた資料がある。
4枚づつホチキスで止めていく作業をするわけだが・・

地味なことこの上ない。


でもホチキスをカチンとするこの感触が好きだ。


無言で、無心で、とにかくホチキスでカチンとしまくる。

会議室を一人で占領しているので、シンとした空間に心地よいカチンの音だけが響いている。


後少しで終わる、と言うときにホチキスがカション、と頼りない音を奏でた。



玉切れ・・・



「もう〜後少しなのに!替え玉もねぇよ・・」


ぐったりしながら誰にともなく文句を唱えた。


意地になって何度もカション、カションと試してみる。



「やっぱ、だめだよな〜空うちばっかしてても・・・」







ん?




ピンときた(笑)





妄想ワールド突入!

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