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妄想しながら素直になろうよ

第6章 風邪で妄想

「こほんっ」

朝から何度めかの咳が課長の机の方から聞こえてきた。


「風邪ですか?早めに薬飲んどいた方がいいですよ」

パソコンから目を離し、内海に話しかける。
特に顔色も悪くないし、変わったところはなさそうだが・・

「ああ、風邪っぽくはないんだよな。咳だけ出る感じで。薬は飲めない」

体もグルンと内海の方に向けて、栄養ドリンクを放った。
「それあげますから、一応飲んどいて下さい」

「悪いな。でも、俺こういうの効きすぎる体質だから、寝れなくなるんだよな。薬も効きすぎて、風邪薬なんかはすぐ寝ちまうんだよ」

「ああ、たまにいますよね、そういう体質の人って。」




俺の妄想スイッチが押された。

いってきます!

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