無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

内海のベルトをゆっくりと外す。

驚いたように内海は俺の腕を絡め取り、首をぶんぶんと振り続ける。


頼むから、やめてくれと。
涙さえ浮かべながら。



「大丈夫です。触るだけですから」

首筋に軽く唇を落とし、口づける。
安心したのか、内海の絡んでいた腕から力が抜け、手すりをしっかりと掴んだ。


可愛いよな。触るだけならいいよってことだろう？
むしろやってくれと言わんばかりに、俺の腕が前に入り込めるスペースすら開けてある。


内海のズボンの前立てをずり落ちないくらいに寛げた。
隙間からそっと手を差し入れる。
スーツの裾で傍からそれと分からない。

パンツのゴムを指で何度もなぞる。
もどかしいくらいの刺激をゆっくりと与えていく。
もちろん乳首を捩る指は、一時も休めはしない。


「っ・・・んふ・・・か、せ・・・み、ぁっ・・」

早く触れて欲しいのか、甘く名前を囁かれる。
内海が俺の名前を呼ぶのは強請っている時。


焦れったい刺激でチロチロと炙られて、身体は熱が篭りっぱなしのようだ。


下着の前の合わせをたどる様に手を這わせていく。
湿った感覚と共に、熱く固く猛ったものに触れた。



「ぁぁっ！んっ・・っっ！ぅ・・ぅっ・・」



下着越しとはいえ、ようやく直接的な刺激を与えられ喜びに身を浸している。
内海が気持ちいいと嬉しくなる。

先端の丸い頭をゆっくりと撫で、裏の筋を確かめるように擦った。



「うっ！ふっぅ・・んくっ・・ふっん・・」


身体が大きく跳ね、ビクビクと痙攣を始める。
ほんの微かな触感ですら確かな快感にすり替わり、声の出せない不自由さもそれを増幅させているようだった。