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カイザー・ロボット

第13章 救世主!〔ウォーター・カイザー〕

『うわぁぁぁーーー!!!』
その閃光は火事ロボットを直撃し、仰向けに倒れてしまったのである。
『………な、何だったんだ!?今の青い閃光は………。』
『………………。』
タツヤは恐る恐る正面を向くと、すぐ様〔ファイヤー・カイザー〕に話しかけた。
『大丈夫?〔ファイヤーカイザー〕!』
『あぁ。何とかね。しかし、さっきの音は一体………。』
『ちょっと待って!今からデータを………。』
タツヤがモニターに映像を表示しようとボタンを押そうとしたら
『全く何やってんのよ!情けないわねー!』
何とタツヤのヘルメットから女の子の声が聞こえたのである。
『そ、その声は………。』
その声に、タツヤは聞き覚えがあった。
なぜなら声の主がサキだからだ。
『サ、サキ!何でお前がここに!?』
『嶺岸博士から頼まれたのよ。“あんた一人じゃ頼りないだろうから力になってくれ”ってね。』
『あんのクソジジィ!』
『それより早くあいつをやっつけて帰りましょうよ。明日も学校だし。』

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