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カイザー・ロボット

第13章 救世主!〔ウォーター・カイザー〕

『そうだな!』
『き、貴様か!?さ、さっき………この俺に向けて………閃光を放ったのは………』
何と、さっき〔ウォーター・カイザー〕が放った《ウォーティー・レイン》で負傷したはずの火事ロボットが立ち上がり、タツヤ達にそう訊ねた。
『そうよ。文句ある?』
サキがあっさりとした口調で答えると火事ロボットのパイロットは怒りに燃えた。
『許さんぞ!貴様だけは絶対に許さんぞ!はっ!』
しかし、それ以上に怒っていたのは他ならぬタツヤだった!
『ごちゃごちゃとうるせーんだよ、てめーは!』
『な、何だと!?』
『てめーのその台詞、そっくりそのまま返してやるぜ!』
『えーいっ!やかましい!これでもくらえ!《フレイム・ボンバー》!』
火事ロボットが《フレイム・ボンバー》を放つとタツヤは、ゆっくりと目を閉じた。
『許さない!自分の目的の為に、じいちゃんと父さんがずっと守り続けてきた会社を燃やしたお前だけは………絶対に許さない!』

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