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『どうしても父さんの話が信じられないか？』
『むしろ、信じる方が無理だと思うけど。』
『よしっ！今度の休みに研究所に行ってみるか？』
『行きたいけど、俺なんかが行って大丈夫か？』
『いや、ここから車で１０分だし、今度博士に聞いてみるよ。』
そして土曜日。
『達也！達也！いるか？』
達彦がやけに慌ただしく達也の部屋のドアをノックしていた。
『何だよ、朝っぱから。』
『さっき“二人で来て良い”と博士から連絡があったんだ！』
『本当？』
『どうする？行くか？』
『もちろん、行くよ！』
二人は早速、車に乗って研究所に向かった。
そして、マンションから車で走ること１０分。
研究所に到着した。
『さっ、着いたぞ！』
『………………。』
研究所に着くや否や、達也は目の前で見る光景に驚愕していた。
『おぉ、龍ヶ崎君！』
『ご無沙汰してます、博士。』
二人の目の前に立つ老人は、５０年前に伝説のロボット〔カイザー・ロボット〕を開発した天才科学者：〔嶺岸右京〈みねぎし・うきょう〉〕（７７）である。