テキストサイズ

好きだって?

第4章 再び冷戦

 






「…どうしてここにいるのか聞いている」






胸を撫で下ろしたのもつかの間、
晋の優しかった顔が一変する。




「なんでって…聖也さんに会いたかったからだよ」






そいつは晋の殺意の籠もった圧力を物ともせずに、爽やかに笑って返した。



「…そう言うことを言ってるんじゃない」

「どういうこと?」

「どうして君がこの会社に俺らがいるということを知ってるのかって聞いてるんだ」













 











ストーリーメニュー

TOPTOPへ