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好きだって?

第4章 再び冷戦








「晋、おいっ!
晋、ちょっと待てよ‼︎」




今は昼休憩…
晋と話がしたくて、ランチに誘ったが
断られて今に至る。



「いっつも一緒に食ってたじゃん!」

「…今日は一人で食べたいんだ」

「なんで」

「……分からない?」

「分からないよ」

「…俺、やっぱりお前に知られたくないから…
俺の事」

「は?
な、なんで?」

「………お前に…
お前だけには何があっても軽蔑されたくない」

「…何それ…」

「だから、気持ちを落ち着ける時間をくれ…
まだ、話す気にはなれないから…」

「……」

「ごめんね、狭山…
ちょっとだけ、俺に時間をくれ」

「……分かった
お前がそこまで言うなら…」

「……」

「…でもな、これだけは言っとくぞ
俺は何があっても軽蔑なんてしない」

「…ありがとう」

「おう、じゃあな!
また後で‼︎」


そう言って、晋に背中を向けた。

「ありがとう」そう言った晋の笑顔…
いつもの、晋の本当の笑顔だったから…
少し安心した…











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