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私の幸せ

第3章 事実



5時間…


そのくらいたっただろう



ふと目が覚めた


無意識に電車を降りて
気づいたら駅のホームに突っ立っていた。


回りを見回すと


「っ…!」


なんてキレイなんだろう
山、川、池、小動物


自然のものがすべてそろっている

しかも空気がおいしい


最高だ…



あぁ、今まで私が求めてきた環境はこれなのかもしれない



あんなことがなかったら…私は普通の生活をおくれていたのに…



私が荒れていたのは家でのストレス、


そして―――


“いじめ”が原因だった


私の性格は、
一人でいることが好きで
友達が2、3人いて、親友が1人いれば十分だった



それは現実になり、毎日が楽しかった

なのに…

「ねぇ、あなたっていつもその子と二人じゃなあい?」



一番、中心いるグループ
吉川さん

ある日、私に話しかけてきた


「あなた、けっこう可愛い顔してるのになぜそんな
地味な人と一緒にいるの?」


「ねぇ、地味なんて失礼なこと私の友達にいわないでよ」


「だってほんとのことじゃない」


「いっていいことと悪いことがあるでしょ
その区別もつかないの?」


かぁっ! 〃〃


吉川さんの顔はいっきに赤くなった


「な、なんなのよ!
可愛いからって生意気なこといってさ。


ってか、あんたって友達全然いないよね!?


親だって授業参観にあんまりこないし、きたといっても一回くらいだよね?



あー!あとー、懇談会とか、でないらしいじゃん?



めっちゃ迷惑だってうちの親がいってたぁーww」

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