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タイトルはまだ未定

第4章 過去

親父に用があったので部屋へ行った。

「旦那様、だめですっ…」

「どうしてだ?ん?」

「ゃっ…んっっ…」

ゆりかさん…?

「こんなに濡らして…気持ちいいんだろ?」

「ゃんっ…あっ……だめですっ……だんなさまぁっ……」

嘘…だろ?

親父の腕の中で抱かれているゆりかさんは俺のまったく知らないゆりかさんだった。

「っ…」

悔しくて、氷室のもとへ走った。
半べそかいて、今思えば情けないな。

「氷室っ…」

「ぼっちゃん!?どうされたんですか!?」

「俺っ…俺っ…見ちゃったんだ…」

「何をです?」

「ゆりかさんと…親父が…っ…」

「…あぁ」

「知ってたのかよ!氷室っ!」

「えぇ。そのつもりで最初から彼女を雇っていましたからね。旦那様は。」

「俺っ、ゆりかさんの事が」

「ぼっちゃん。それ以上先は言ってはなりません。…内緒ですが後1か月であのメイドはいなくなります。」

「なんでそんなこと知ってたんだよ。」

「…」

「また探偵使ったのか。」

「…はい。」

「悪趣味だな、ひむろんも☆…まぁいいや。俺、あきらめねえ。」

「ぼっちゃん…」

「止めても無駄だからな。」

俺は絶対ゆりかさんを…

俺のモノにする。

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