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タイトルはまだ未定

第4章 過去

ー氷室sideー

俺だってぼっちゃんと一緒だ。
あのメイドが気になる。
ゆりかさんが。

「あ~~、氷室さ~ん!私あと一か月したらやめま~す」

ほら、俺の言った通りだ。
ほかに男ができたらしい。

「そうですか。わかりました。」

「あ、でも他の人にはいわないでねぇ~」

「旦那様には…?」

「旦那様には今日お話ししてわかってもらえました~」

「ゆりかさんも大変ですね。」

「女は大変な生き物なのよ
恋愛に生きるって大変なのよ?」

「じゃあ、やめれば?」

「え?」

「やめて、俺のところに来て、落ち着けよ。」

「氷室くん、どうしたの?」

「…ってぼっちゃんならいうと思います」

「あ~、和馬くんねー、やだもうードキッとしちゃったじゃなーい」

本当は俺の本心だよ。
…俺も根性ないなぁ。

「とりあえず、そういうことだから、じゃぁね~」

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