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禁断の恋は寮の中でー

第3章 ノブくんの悩み

克樹-side-



「ふぁ〜あ〜っ」


大きなあくびをして思う。


俺みたいなやつ、

実際に俺の前に現れたら
一発殴りたくなるくらい
ムカつくなぁ…。

いろんな意味で。


たかが龍舞にからかわれた
くらいで
いつもこんなになる俺。

言い返せるほど
『言葉』が詰まってない
脳みそなんだよ!


寮と学校の境にある
ムダにでかいベンチに腰掛ける。

さっきそばの自販機で
買った、ムダにでかい
サイダーを開けた。


『プシュー…しゅわしゅわ』


…ムダにでかいサイダーの
音を無視して
ごくごくと飲む。

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