禁断の恋は寮の中でー
第3章 ノブくんの悩み
突然の声に体も心も反応する。
「お…の、ノブ…?」
「暇なの?俺と遊ぼうよ?」
「お、おま…体大丈夫なのかよ…」
ノブはこの寮でも1、2を争うほど仕事が舞い込んでくる人気俳優だ。
でも、元々体がすぐに疲れやすいノブは、この一ヶ月の間に3度も倒れた。
あ、ちなみに、1、2を争う相手は龍舞だったりする。
「うんダイジョウブ。
なんかね、気づいたらお医者さんがいなくて、どこ行ってもいなかった。
でね、歩いてたらカッちゃんがいてね、あ!って思ったんだよ。
でね、久しぶりにカッちゃんとお話とか、遊びたいなぁって思って話しかけたんだ。」
「お、おう…」
子供がそのまま大人になったようなやつだな…。