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禁断の恋は寮の中でー

第3章 ノブくんの悩み


すぐに返信したから、きっとすぐに返事はくるだろう。

慌てて『なんで!?』などのメールがくることは想定していた。

でも、俺は何も考えないままメールをうちそしてしまった。


「いーや。彼女とか。いらねーし。」


愛するって気持ちが、あの女に向けて湧かなかった。

好きじゃなかったんだ。俺。


『ヴヴヴー』

立て続けにバイブがポケットで振動していた。

「めんどくせえ」

俺は自分の部屋のベッドに携帯を投げると、部屋を出た。


「ねぇねぇカッちゃん」

「っ!?」

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