禁断の恋は寮の中でー
第5章 龍舞と克樹
もっとハルを感じたくて。
トランクスの中にそっと手を入れようとした時ー。。
「ハルー?あれ?龍舞ぁー?ダイキぃー?」
『ドンドンドンッ』
シーンと静まる寮に、
1人叫ぶ男の声と、激しく階段を上がる音。
「やっべ……!!」
「かかか、克樹っ!?」
アイツっ……授業と補習はどうした!?
俺たちは思わぬ事態に慌て、あった毛布をかぶる。
「ちょ、なんで龍舞まで隣で寝てんだよっ!
自分の部屋行ってよぉ!」
「バッ……!?
今から部屋出たら克樹とばったり会っちまうだろっ」
俺たちは小声で怒鳴り合う。
その間にも克樹はドンドンと音を立て階段を上がってくる。
「あーくそっ……」
「ハルー?」