ノンケのごとく♂
第2章 漢はホモだち♂が少ない
時刻は、お昼時! あのあとも式が終わるまで続いた(おんな教師からの)説教からようやっと解放された漢は、磨り減った気力と空腹を満たすため、学食に来ていた。
ちなみに体育館を後にするとき、何気なくAくんも食事に誘ってみたのだが――
陽彦『ったく、あのビッチ教師め、一度ならず二度も漢のハッテン荒ジョークに注意を促しおって。この恨みはらさでおくべきか! そうだよねえ、Aくん』
陽彦『次会ったとき復讐してやれるように学食で作戦会議でも、やらないか? 金欠な漢でもフランクフルトくらいなら、君の下の口に奢ってあげれるよ。 くるよねえ、Aくん』
Aくん『…ひぃぃいいいいいーーっ!!』
――と、叫びながら逃げて行ってしまったんだ。なんでだろう? もしかすると人見尻の激しい子だったのかも知れない。