
永遠(トワ)に愛す
第3章 …運命(サダメ)…
響夜‥遅いなぁ…
制服に着替えたりんは、空腹に襲われながらベッドに寝そべっていた。
グルルルーとお腹が鳴り、大きなため息をついた時…
ドアが開き、響夜が部屋に入って来た―――
「遅くなった…
腹空いただろ?
朝食を用意した」
「うん!」
優しく微笑む響夜に、りんは満面の笑顔で駆け寄った。
「クローゼットね服着な いのか?」
「う~ん…今日は制服っ て気分だから」
だって‥クローゼット の全部露出系なんだも ん…
「そうか…
まぁ…お前は可愛いか らなに着ても似合うが …」
髪に唇を寄せられ‥ドキッと胸が高鳴り、頬がうっすら赤くなった。
響夜が言うと‥キザっ ぽく聞こえないんだよ ね…
他の人にも…そういう こと言ってるのかな‥ ‥?
「どうした?
また暗い顔して…」
整い過ぎた顔が急接近してきた…
「う‥ううん…
なんでもないっ」
「嘘つくな
悩みがあるなら俺に言 え」
「う~ん…
…響夜は…女の人にモ テるんだろうなぁって 思ってただけだから
悩みってほどじゃ… 」
突然響夜の腕に包み込まれ‥広くて逞しい胸の中にすっぽりと収まった…
「そんなこと考えてたの か…
…俺は‥あの時から
お前しか見てない…」
「響‥夜…」
いい雰囲気の中…
グルルルーっと、りんのお腹が鳴った。
「クス…
取り合えず食堂に行く か」
「うっうん…」
このタイミングでっ… すっごく恥ずかしいっ っ
