
永遠(トワ)に愛す
第4章 …想い…
結局…
響夜の結婚は変わらな いんだよね‥‥
窓から朝日が差し込む中…
同じベッドで眠る、整い過ぎた響夜の寝顔を見つめるりん‥‥
「もう朝か…」
「あっ‥おはようっ…」
ムクッと、眠そうに上半身を起こした響夜…
はだけたYシャツから逞しい胸板が見え、りんは思わずドキッとした。
朝から刺激強過ぎだよ …
「今日は朝から出掛けな いといけない
夕方になる前には戻る 予定だ」
「わかった…
…ねぇ…
いつもどこに行ってる の…?」
「俺は今はこの地域のヴ ァンパイアをまとめて いて
今日はその会議のよう なものだ」
「会議…?」
「たまに問題を起こす奴 がいるからな
その後始末のためのだ 」
「ふ~ん」
ヴァンパイアにも色々 あるんだぁ~…
でも‥この広い屋敷に ひとりで留守番は
少し寂しいかも‥‥
「寂しいのか?
一緒にいてやれなくて 悪いな…
変わりに‥シンを護身 用にいさせる」
「護身用って?」
「万一のためだ
深い意味はない」
「そう…」
「なにかあればシンに言 え」
「うん…」
