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永遠(トワ)に愛す

第4章 …想い…

 
 
 
 でも…
 いくら護身のためでも ―――
 
 
 
食堂…
朝食を食べているりんを、隣でジッと見つめているシンの姿があった。
 
 
 
 これじゃあ‥すごーく 食べにくい
 それに――…
 シンさんと2人きりな んて‥‥
 
 
 
シンにキスされた光景が頭を過ぎり、恥ずかしそうに頬が赤くなった…
 
 
 
 気まずすぎるっ…
 
 
「食べないんですか?」 
「えっ!?たっ‥食べま すっ」
 
 あまり考えないように しよっ…
 キスしてきたのだって ただ人間に興味あって してみただけっ
 そうに決まってる!
 
 
「何故食事の時
 響夜様に食べさせても らっていたのですか? 」
 
「えっ!?そっそれは… 響夜がそうしたいって ‥‥」
 
 見られてたなんて
 恥ずかしくて顔が見れ ないっ
 
 
「そうですか
 …それじゃあ私も…」 
 
 
そう言うと、シンはりんの手からスプーンを取り上げ‥すくったポタージュを、りんの口に近づけた―――
 
 
 
 「えっ!?」
 
 なにっ
 食べろってことっ!? 
 
 
「こぼれてしまうので早 く食べて下さい」
 
「えっ…はっ‥はい… 」
 
 
 
意を決して、りんは顔を赤くさせながらスプーンに口をつけた―――
 
そんな姿を、シンは観察するように見つめた‥‥ 
 
 
「あの…あとは自分で食 べるんで‥‥」
 
「いえ
 最後までさせていただ きます
 次は何を食べますか? 」
 
 
 えっ…
 朝からこんなんじゃ
 この先‥体が保たない かも…
 
 
 
 
 

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