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永遠(トワ)に愛す

第4章 …想い…

 
 
 
 なんか変‥‥
 
 
 
いつもの朝…
テーブルには、右に‥ご飯・味噌汁・サラダ・鯛の活け造りと日本っぽく…
左には‥トマトスープ・フランスパンをスライスした上に、生ハムやキャビアが乗ったものと‥洋風っぽい朝食が並んでいた。
 
 
 
 今日って‥記念日かな にか…?
 
 
「右は俺だ」
 
「左は私が作りました」 
 
 
戸惑うりんに、いつの間にか両サイドに立っていた響夜とシン…
 
 
 
 いつの間にっ…
 っていうか
 状況がつかめないんだ けど‥‥
 
 
「その服は昨日買った物 ですね?
 すごく似合っています 」
 
「あ‥ありがとうござい ます…」
 
 
 
微かに微笑むシン…
一方の響夜は、どこか不機嫌そうで妙な空気が漂っていた。
 
 
 
「ほら…」
 
 
 
隣に座った響夜は、鯛の刺身をりんの口に近づけた―――
 
 
 
「あっ‥おいしいっ」
 
 コリコリしてすごく新 鮮っ
 
 
「りん様…」
 
 
 
反対側からは、シンがスプーンを近づけて来て‥りんは戸惑いながらも口をつけた…
 
 
 
「…おいしい…」
 
 前のチャーハンよりも 絶対おいしくなってる っ
 
 
「口に合ったようで安心 しました」
 
「‥‥ねぇ…
 響夜もシンさんも…
 急にこんなすごいご飯 作って‥なにかあった の…?」
 
「なにもない」
「なにもありません」
 
「…そうですか‥‥」 
 やっぱり‥なんか変… 
 
 
 
口を揃える2人に、りんは苦笑いした‥‥
 
 
 
 
 

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