
永遠(トワ)に愛す
第5章 …命を狙う者・守る者…
「おいし~い♪」
「りん様
夏限定の物があったの で買って来ました
どうぞ…」
いつの間にかジェラートを手にしていたシンは、そのスプーンをりんの口に近づけた―――
えっ…シンさんもっ… !?
でも…夏限定の食べた いなぁ‥‥
「じっ自分で食べるんで 」
「駄目です
食べたければ―――」
なに‥その交換条件み たいなの…
シンさんが小悪魔に見 えてきた…
面白くなさそうな響夜を気にしつつも、りんは恥ずかしそうにスプーンに口をつけた‥‥
「んーー‥おいしい♪」
「よかったです」
「あれって‥三角関係っ !?」
「えーーっ
あの子のどこがいいの ~?」
「ってゆーか‥妹とかじ ゃなくて?
中学生っぽく見えるけ ど…」
「あーっ見える見える! 」
う゛ーー…人が気にし てることを…
どうせ‥わたしは童顔 ですよ‥‥
「気にするな
お前は‥俺が認めた最 高の女だ」
「りん様は襲いたくなる くらい可愛いですよ」
「あ‥ありがとう…」
シンさんは‥紳士な外 見に似合わず
またそういうことを… 響夜はキザなこと言う けど
なぜかそう感じないん だよねぇ‥‥
その後も‥周りの視線を感じながら交互に食べさせてもらい、2つとも無事完食したのだった‥‥
