
永遠(トワ)に愛す
第6章 …ヴァンパイアの王…
「あっ!!…響夜ぁっっ !‥‥」
激しく揺れるベッドの上…
熱い吐息が混ざり合う中‥完璧な体の下で乱れ喘ぐりん‥‥
「もっと‥俺を求めろ… 」
「響‥夜っっ!!…んっ ‥‥あぁっ…!!」
「…りん‥愛してる…」
そう甘く囁かれる度に‥りんの体は熱くなりビクンッと跳ねた‥‥
「…響夜っ…もうっ…」
これ以上したらおかし くなっちゃうっ…!!
「まだだ
…もっと‥お前を感じ ていたい…」
激しさを増す響夜に、りんは気を失いそうな快楽に体を震わせた‥‥
もうすっかり日が暮れた頃…
ベッドの中‥響夜の腕枕で、りんは激しい睡魔と疲労でぐったりしていた。
「すまない…
つい無理させてしまっ た
…大丈夫か?」
「うん」
この時間が一番幸せだ なぁ…
「りん…愛してる…」
「あ…わたしも‥‥」
頬を赤くさせるりんに、響夜は優しく唇を重ねた‥‥その時、ドアのノック音が響いた。
「響夜様
榎奈目様から電話です 」
「今行く
りん…夕食が出来るま でしばらく休んでいろ 」
「うん…」
ベッドから降りた響夜は、ドアの方へ歩きながらYシャツを羽織り‥手早く服を整え部屋を後にした。
榎奈目って‥響夜のお 父さんだよね…?
どんな話しかな‥‥
「用件は?」
書斎にある電話に出た響夜は、顔と目を鋭くさせた。
『麗華の事で話しがある 明日にでも来なさい』
「ああ」
受話器を置いた後‥さらに顔が険しくなった‥‥
明日か…
大嵐になりそうだな
りん…
俺は‥どんなことをし ても
お前を守ってみせる― ―――……
