テキストサイズ

永遠(トワ)に愛す

第6章 …ヴァンパイアの王…

 
 
 
 響夜…
 どうしたんだろう‥‥ 
 
 
食堂で夕食を食べていたりんは、隣に座っていた響夜から漂う緊張した空気を感じ取った。
 
 
 
 電話でなにか言われた のかな…?
 麗華さんが死んだこと …?
 それとも‥わたしのこ とがバレて‥‥
 
 どうしよう…
 勇気出して聞いてみよ うかな‥‥
 
「‥‥ねぇ‥響夜…」
 
「どうした?」
 
「んーーと‥あの‥‥
 電話で‥なに言われた の…?」
 
「フッ…
 お前は察しがいいな
 
 …麗華のことで呼び出 されて
 明日‥父の屋敷に行か ないといけない」
 
「えっ…」
 
 なにか罰を受けるんじ ゃ‥ないよね‥‥?
 
 
「麗華のことはいずれ知 られてしまう
 
 …ただ…
 そのせいでお前のこと が気づかれてしまうか もしれない
 その時は…
 どんなことが起きても いいように覚悟してい てほしい…」
 
 
 それって…
 最悪また誰かが死ぬか もしれないってこと… !?
 
 …でも…
 わたしは‥響夜につい て行くって決めたから っ‥‥
 
「うん
 絶対‥ここに戻ってき てね」
 
「ああ
 お前をひとりにはさせ ない」
 
「約束ねっ」
 
「約束だ…」
 
 
 
そう言い合って‥2人は指切りをした―――…… 
 
 
 
 
 

 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ