性 春 日 和 。-青春時代は盛ります-
第1章 出逢い
「宇月」
はっはっはー、今日は俺は勝ち組なのだ。
なにやら宇月は頬を膨らませている。
「ずるいー。俺もあの子狙ってたのに」
「お前イケメンなんだから譲れよ」
「やだよ。つーか相沢だってイケメンじゃん」
いや、そんなわけはない。
男しか寄って来ないし。
女は恐がって寄って来てくれない。
「…ないな。それより、ずっと気になってんだけど、その黒縁眼鏡どうしたんだ」
もったいないな。
外した方がイケメンだと思うけど。
「俺さ、実はモデルやってんの。だから外すといろいろやばいわけ」
嗚呼そうか。
だから俺とは程遠いイケメンだったんだな。
「ちょっと眼鏡外してみろよ」
「ちょっとだけな?」
宇月が辺りを見回す。
そうして眼鏡を外した。
「どう?」
うっわー、そこらへんに絶対いないぞ、こんな奴。
めっさイケメン。
タイプじゃないけど。
「まいりました」
「やだなー、そんなことないって」
これはもう性格でしか勝てる気がしない。
生まれながらの顔を恨む。
はっはっはー、今日は俺は勝ち組なのだ。
なにやら宇月は頬を膨らませている。
「ずるいー。俺もあの子狙ってたのに」
「お前イケメンなんだから譲れよ」
「やだよ。つーか相沢だってイケメンじゃん」
いや、そんなわけはない。
男しか寄って来ないし。
女は恐がって寄って来てくれない。
「…ないな。それより、ずっと気になってんだけど、その黒縁眼鏡どうしたんだ」
もったいないな。
外した方がイケメンだと思うけど。
「俺さ、実はモデルやってんの。だから外すといろいろやばいわけ」
嗚呼そうか。
だから俺とは程遠いイケメンだったんだな。
「ちょっと眼鏡外してみろよ」
「ちょっとだけな?」
宇月が辺りを見回す。
そうして眼鏡を外した。
「どう?」
うっわー、そこらへんに絶対いないぞ、こんな奴。
めっさイケメン。
タイプじゃないけど。
「まいりました」
「やだなー、そんなことないって」
これはもう性格でしか勝てる気がしない。
生まれながらの顔を恨む。